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その後茂吉は2年後の昭和14年5月再び鴨山を訪れて感慨を新たにしました。
鴨山をけふわが見れば一昨年(おととし)に相見しよりも青くなりつも
鴨山を二たび見つつ我心もゆるが如く人にいわなくに

次いで昭和23年10月には10年振りに鴨山にやって来ました。
十年(ととせ)経てついに来たれり紅葉(もみじ)たる
鴨山をつくづくと見れば楽しも

昭和25年茂吉が鴨山を詠んだ最後の歌です。
見いでつる石見のくにの鴨山にはだらの雪がいま残るとぞ
茂吉は昭和28年2月25日、数多くの業績を残し、惜しまれつつその生涯を終えました。
湯抱で茂吉が何度も旅装をといた青山旅館には茂吉の泊まった部屋が今もそのまま残されています。今尚生き続ける人麿の心をそして茂吉を偲ぶため、この湯抱を訪れ茂吉の泊まった部屋を指定して泊まる遠来の客もあります。
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